リベリアの’戦争で引き裂かれた国’、というイメージの下には、どんな偏屈な旅行者をも魅了するような独特の文化や伝統が隠れています。リベリアはかつてアフリカのグレインコースト、つまり穀物海岸とも呼ばれた地域で、アフリカ最初の共和国でもあります。今日では成長過程の観光産業と基盤産業が国の経済成長及び社会発展をけん引しています。その豊かな歴史、文化、自然環境という財産により、リベリアは文化、エスニック、自然、歴史、レクリエーション、そしてビジネスという様々な目的での渡航にうってつけの土地となっています。

細工を施した工芸品は、国中の至る所で見られます。竹製品の家具やマホガニーの小さな木像といった工芸品はリベリアの美術工芸の典型例です。リベリアの暑く乾燥した気候は、逆に西アフリカの爽やかな風や、名高いビーチでの水泳といった楽しみを引きたてます。首都モンロビアには、歴史的名所が数多くあります。ブロード・ストリートを散策すれば、アフリカ最古のキリスト教会であるプロビデンス・バプティスト教会Providence Baptist Churchや、かつて大統領公邸だった、エクゼクティブ・パビリオンExecutive Pavilionといった建物を見ることができます。

しかし、何と言っても、プロビデンス島Providence Islandへの小旅行が、忘れ難い思い出になることでしょう。ここは、リベリア人にとって最も感傷的な場所であるというだけでなく、世界史においても最も重要な事件の舞台でもあるのです。1818年、リベリアの原住民たちは、島の土地の一部をアメリカ政府に譲渡しました。アメリカ政府はそこに入植地を置き、アメリカ人奴隷を解放したのです。最初に黒人奴隷が解放されたのは、この地プロビデンス島だったのです。